洋光台男声合唱団第8回演奏会が開かれる
◆ 洋光台男声合唱団第8回演奏会「新たなる旅へ」が5月13日(日)午後2時から神奈川県立音楽堂で開かれた。
当日は朝から暑くなく寒くなく、絶好の演奏会日和となった。
私は午前中はコール・アマフォークの、湖北ミニコンサート出演のための最終練習に出てから、午後の湘南電車で横浜に向かった。
桜木町駅を降りると音楽通りをホールに向かう観客の列が続き、注目された演奏会であることを示していた。
1,106人収容のホール(通称木のホールとよばれる響きの良いホールである)は既に後ろの方まで満席で、アンサンブル・レオーネの
メンバー数人の顔もみえた。
定刻に演奏開始、総勢61名による団歌のハーモニーが美しく鳴りわたった。
当日は3人の指揮者、2人のピアニスト、朗読1人、司会者1人、それに創立以来の女性マネージャー1人という豪華な顔ぶれと
スタッフで演奏した。
創立23年の歴史ある演奏会は次のステージで行われた。
1.「心の歌をたずねて」〜私たちの時代〜
「椰子の実」「花」「箱根八里」ほか
白ブレザーで登場し指揮は団内指揮者の菅野博氏で行われた。
私も午前中「箱根八里」ほかの日本抒情歌を混声で練習し、30周年記念湖北ミニコンサートで同じ歌を歌うことになっているので
感慨深く、勉強になった。
2.「旅」。
男声合唱に劇団文学座の助川嘉隆氏が暗譜でナレーションし、団内指揮者、川崎廣太郎氏の指揮で迫力ある演奏を行った。
アンサンブル・レオーネも来年4月の創立30周年記念演奏会でこれを混声で歌う予定で、既に女声合唱団2団体に共演の内諾を
頂いているが、これから練習に入る前に良いお手本を聞くことができた。
( 1,2ステージで65分が経ち、人いきれで暑い会場を15分間の休憩で冷やして ・・・・・ )
3.第3ステージは指揮者の宮本益光氏のバリトン独唱で約20分、信長貴富作曲の6曲からなる「思い出すたびに」を歌った。
さすがに東京藝術大学で音楽博士号をとりオペラで活躍している人だけに、深く感動させてくれた。
その前に信長氏と作曲家で本日のピアニストを勤める加藤昌則氏を含めて3人で対談したが、指揮者の宮本氏の軽妙な語り口が
大変面白かった。この対談のあとすぐ独唱をされたのには流石と感心した。
4.第4ステージは赤のブレザーに着替えて5曲からなる「新しい歌」(信長貴富作曲)を歌い、約20分間若々しいリズム感ある演奏を
堪能させてくれた。
満場の拍手の中にアンコールは「斎太郎節」「遥かな友に」の2曲が歌われ、2時間半の演奏会を終了した。
ステージの上の森孝夫氏や高坂潔氏等の元気な顔を見ることが出来、また高坂氏のテノール独唱も聞いて満足して帰路に着いた。
空はすっかり晴れ上がり穏やかな晩春の夕暮れに変わっていた。 (H.Y記)
演奏終了後、ロビーで
洋光台男声合唱団第8回演奏会